Research Topics

現在では,政治・経済・教育・娯楽など本当にたくさんのサービスがコンピュータを使って提供されています. ですが,これらサービスは利用する側に一定以上の知識・スキルレベルを要求するものがほとんどです. そのため,初心者・高齢者などの情報弱者と呼ばれる人々には,使い勝手が良いサービスであるとは必ずしも言えないものになっています. 本研究室では,これらの問題を解決するために人工知能・エージェント技術を用いて,利用者にとって使い勝手の良いサービスを提供するための研究を行っております.



GPSと地図情報を用いた児童の見守り支援

児童の安全を守るためのサービスの一つとして児童の位置情報通知サービスがあります.しかし,現在の位置情報通知サービスは保護者に対して児童の現在位置を通知するのみで,子供の状況を把握することは困難です.本研究室では,位置情報に様々な地域情報や周辺状況をを加えることで,保護者の児童の見守り作業を支援するシステムの研究を進めています.



吹奏楽団向けの電子譜面システム

タブレット端末の普及に伴い,その特性を活かしたアプリケーションの開発が行われています.電子譜面アプリケーションもその一つです.しかし,現在の電子譜面アプリケーションは個人(特にピアノ演奏者)向けに設計されています.本研究室では,吹奏楽団(多人数)向けの電子譜面システムの開発を行う事で,演奏者にかかる負荷(譜面のページめくりなど)を軽減することを目的としたシステムの研究を進めています.



XR技術を用いた避難訓練・避難行動支援システム

既存の避難訓練は現実に生活している環境での訓練が帆とんとですが,放送や発煙筒などで演出をするのみで緊張感やリアリティに欠けています.また,災害体験施設などではリアリティのある災害体験ができますが,現実に生活している環境とは異なるため,日常での災害での避難行動に当てはめるためには一定の応用力が必要になります.そこで,本研究室では,現実に生活している環境でリアリティのある避難訓練を実現するために,VR(仮想現実:Virtual Reality),AR(拡張現実:Augmented Reality),MR(複合現実:Mixed Reality)などのXR(eXtended Rearity)技術と人工知能(AI)を融合させた,新しい避難訓練システムの研究開発を進めています.



知識主導型のネットワーク運用管理支援

ネットワークシステムの大規模化・複雑化にともない,ネットワークの運用・管理者には高度な経験的知識・煩雑な作業が要求されている.本研究室では,ネットワーク運用・管理者の負担を軽減するために,管理者の経験的知識を持つマルチエージェントシステムを用いたネットワーク運用・管理支援システムの研究を進めています.



テレワーカーの状況を考慮した社会活動支援

新しい勤務形態としてテレワーク型の勤務形態が増えてきている.しかし,テレワーク型の勤務には,作業者(テレワーカー)が孤独感・疎外感を感じたりするため,必ずしも作業効率が良いとはいえない.本研究室では,テレワーカーの作業効率向上のために,孤独感・疎外感を軽減させるためのシステムの研究を進めています.



学習者の状況を考慮した教育支援

学習者の自宅学習を支援するためのe-learningシステムが増えてきている.本研究室でも,自宅学習を支援するためのシステムとして,学習者の理解状況等を把握し,状況に応じたコンテンツを提供することで,学習者の理解向上を支援するシステムの研究を進めています.